リスクマネジメント研修

• リスクマネジメントを担う管理職、マネージャー、リーダー
• 内部統制について学びたい管理職、人事労務担当者
• 病気や介護などのライフリスクに備えるべきすべての社員

リスクマネジメントとは、リスクを組織的に管理（マネジメント）し、損失が起こることを回避または低減を図るプロセスをいいます。

企業において想定されるリスクには、訴訟、為替や株価の変動、法制度の改定から自然災害や犯罪被害などさまざまなものがあります。また、従業員が突然の病気やケガに見舞われたり、家族等の介護と仕事を両立することになるなど、個人が抱えるライフリスクもあります。

リスクマネジメント研修では、組織や個人に起こりうるリスクを事前に予測し、リスク発生時に被害を最小限に抑える対処法等を学びます。

リスクマネジメント研修を受講することにより、従業員のリスクに対する意識を高め、ミスや不正を発生させない体制構築に役立つ知識を学んでいただけます。また、リスクが発生した際の影響を最小限に抑え、誰もが安心して働ける職場環境づくりに貢献します。

参考：中小企業庁「2016年版　中小企業白書」

ライトワークスのリスクマネジメント研修では、下記の内容を学んでいただけます。

• 企業の重大リスクを防ぐ内部統制の基礎知識
• 日本版SOX法が要求する内部統制の仕組み構築におけるポイント
• 病気・介護と仕事の両立を実現する方法、各種制度

内部統制とライフリスクについて学ぶことで、企業に深刻なダメージを与える不祥事、そして従業員の病気・介護による離職に備えることが可能です。

内部統制の仕組み構築で不正によるダメージを最小限に

リスクの種類はさまざまですが、情報漏洩や不正会計といった不祥事は、企業に多大なダメージを与える重大なリスクです。そして、企業の不祥事を防ぐために不可欠な活動が内部統制です。

内部統制とは、企業不祥事のきっかけとなるミスや不正を見逃さないために、チェックの方法や体制をルール化することです。内部統制の仕組みを構築すれば、不祥事の予防だけでなく、商品やサービスの品質を高めることも可能です。

ライトワークスのリスクマネジメント研修は、内部統制の基礎知識を日常業務に紐づけた形で解説しており、管理職だけでなく、従業員の立場からも理解しやすい内容となっています。単元ごとに行う章末テストにより、内部統制に関する理解度をチェックすることも可能です。

社会問題として深刻化するライフリスクにも対応

働き手不足や高齢化に伴い、病気や介護と仕事の両立困難による離職が社会問題になっています。特にがんは就労可能年齢（20～64歳）で増加傾向にあり、東京都保健医療局の調査では、がんに罹患した年齢で最も多いのは50代（34.0％）、次いで40代（24.9％）、60代（21.4％）と、中堅社員や管理職の多い年齢になっています。

また、経済産業省の調査によると、日本では高齢化進行に伴ってビジネスケアラー（仕事をしながら介護を行う方）が増加しており、仕事と介護の両立困難による介護離職者は毎年約10万人ともいわれています。

こうしたリスクを抱える従業員は今後も増えると予想されますが、病気や介護による従業員の離職は、企業にとっても大きな損失です。

ライトワークスのリスクマネジメント研修では、「がん治療と仕事の両立」「介護と仕事の両立」を実現するために必要な支援策や、基礎的な知識を学ぶことができます。研修を通じて従業員を支援し、ライフリスクと仕事の両立ができる職場環境整備を目指します。

▼そのほかにも、企業のリスク対策に使えるeラーニングコースをご用意しています。

暴力団等との不適切な取引を排除するための「反社会的勢力」対策コース
贈収賄のリスクに備えるための「贈収賄防止関連法」知識習得コース
インサイダー取引をしない・させないための「インサイダー取引規制」対策コース
サイバー攻撃から組織を守る！「情報セキュリティ」対策コース

参考：
東京都保健医療局「東京都がん患者の治療と仕事の両立に関する調査報告書（令和4年1月）」
経済産業省「新しい社会の実現」