適切な内定者フォローで内定者の意欲を高めたい。eラーニングでも効果的な内定者研修を行えるだろうか?

売り手市場の傾向が続く中、優秀な内定者をつなぎ留めて入社に備えてもらうために、内定者フォローは必須と言ってもよいでしょう。新入社員の早期戦力化短期間での離職の防止という面でも、内定者研修は期待されます。

しかし、過剰な接触は内定者の学業をはじめとした生活に負担をかけてしまう可能性があり、やり方によっては他社への就活を妨げる「オワハラ」(就活終われハラスメント)と見なされる恐れも。

内定者研修は、あくまで内定者の主体性を尊重し、入社に向けてエンゲージメントを高めることを主眼にすべきでしょう。

集合研修や現場見学など、内定者研修はさまざまな方法で行うことができますが、規模や形態によっては多くのコストがかかります。企業と内定者双方の負担を抑えながら質の高い内定者研修を行うなら、eラーニングの活用も方法の一つです。

そこで今回は、内定者研修の狙いや内容を整理し、最新の内定者意識調査の結果も踏まえながら、内定者エンゲージメントを高める研修について考えます。併せて、内定者研修にeラーニングを活用するメリットや企業事例を紹介し、内定者研修がオワハラや違法にならないための注意点についても解説します。

費用対効果の高い内定者研修を実施したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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内定者研修の実施状況と内定者のホンネ調査

近年の内定者と企業、それぞれに対して内定者研修に関するアンケート調査を実施いたしました。
その調査結果を基に、研修を通して内定者のエンゲージメントを高めるためのポイントを解説します。

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内定者研修とは

内定者研修は、企業が採用内定を出した人材に対して、入社までの期間に実施する研修です。まず、内定者研修の狙いや内容を改めて確認してみましょう。

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内定者研修の狙い

内定者研修の狙いは、大きく分けて以下の2点です。

・内定辞退や早期離職を防ぐ
・新入社員の早期戦力化

・内定辞退や早期離職を防ぐ

新卒採用における売り手市場は継続すると見られ、複数の企業から内定を獲得する学生も少なくありません。しかし企業としては、採用活動にかけたコスト人員計画の面から、内定者の辞退は可能な限り避けたいものです。

優秀な人材には早々に内定を出すと同時に、自社への関心をつなぎ留め、確実に入社してもらうための工夫も求められるのではないでしょうか。

このためには、定期的に接点を持ち、自社で働くことへのモチベーションを高めるフォローが必須でしょう。内定者フォローにはさまざまなやり方が考えられますが、入社後をある程度見据えた準備として取り組んでもらう内定者研修は、内定者が抱く不安や迷いを具体的に解消する機会になります。

また、新入社員が短期間で「会社と合わない」と感じて離職してしまうことは少なくありません。厚生労働省の発表によれば、2019年3月卒業の新卒就職者の就職後3年以内の離職率は、新規高卒就職者35.9%、新規大卒就職者31.5%でした[1]。およそ3割が3年以内に離職してしまう状況が継続しています。

入社前に抱いていたイメージや期待と、入社後の現実とのギャップは、早期離職につながる大きな要因の一つです。内定者研修は、入社後に求められるスキルや自身の働く姿の具体的なイメージを提供し、こうしたギャップを埋める機会にもなるでしょう。

・新入社員の早期戦力化

内定者研修のもう一つの狙いは、内定者が入社後に早い段階から活躍しやすくするための準備です。

例えば、社会人としての心構えや基礎能力、OAスキルなどは、入社に備えて身に付けておきたいと内定者自身も考えるものです。そうした知識・スキルの習得を内定者研修でサポートすることで、入社後スムーズに力を発揮する助けになるでしょう。

また、業務に直接関わる知識やスキルだけではなく、企業風土や職場の雰囲気の理解、社内の人間関係の形成なども、内定者がよりよい状態で新入社員のスタートを切るために重要です。こうした環境づくりとして、内定者研修で職場見学や社員とのコミュニケーションなどの機会を提供するのも良い方法です。

■内定者研修にどんなことを求めている?内定者442人に聞きました!
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内定者研修の主な内容

内定者研修は、上記に述べたような狙いに基づき、主に以下の内容で行われます。

・社員や他の内定者とのコミュニケーションを深める
・自社に関する知識を習得する
・社会人としてのマナーやスキル、心構えを身に付ける

これらの内容を実践する形態や手段はさまざまです。対面の集合研修やイベントだけでなく、オンラインでの面談や交流、配布教材やeラーニングでの学習機会の提供など、企業によって多岐に渡ります。

・社員や他の内定者とのコミュニケーションを深める

入社後の人間関係をスムーズに形成するために、内定段階から社員と関わりを持つ機会を設ける企業も多いのではないでしょうか。また対面での内定式や集合研修は、内定者同士が連帯感を高める主要な機会になります。以下のような施策が該当するでしょう。

・人事担当者やメンターとの連絡・面談
・社内行事・イベントへの招待
・内定者同士や社員との交流会・懇親会
・集合研修やグループワーク
・内定者SNSなどのコミュニティ

・自社に関する知識を習得する

入社前に抱いていたイメージと実際のギャップが大きすぎると、モチベーションに影響し早期離職につながりかねません。企業理念や業務内容、職場の雰囲気や仕事の具体的な進め方など、入社予定の企業に関して詳しく知ることは、内定者の不安を軽減するのに大きな役割を果たします。

企業について理解を深め自身が働くイメージを持っておくことで、入社後早い段階から職場に馴染み、力を発揮しやすくなるための準備ができるでしょう。具体的には以下のような方法がとられます。

・企業理念や経営陣からのメッセージ
・社内報など資料の配付
・職場や自社工場などの現場見学
・内定者インターン

・社会人としてのマナーやスキル、心構えを身に付ける

学生から社会人へという立場の変化は、内定者本人にとっても不安が大きいものです。内定者研修の大きな意義の一つが、社会に出る土台を作る機会になることです。

次のような施策で、社会人になるにあたっての心構えや基本知識を提供することで、入社前の不安軽減に貢献できるでしょう。

・課題図書などのレポート
・セミナー・講演会
・ビジネスマナーやOffice系ソフトの研修(集合研修・eラーニングなど)
・資格取得や語学学習の支援

■内定者研修にどんなことを求めている?内定者442人に聞きました!
2023年最新!「内定者研修に関するアンケート調査結果」はこちら

エンゲージメントを高める内定者研修とは

内定辞退や早期離職の防止、早期戦力化という目的を鑑みると、内定者研修は、内定者のエンゲージメント向上を主眼に設計することが重要です。そのためにはどのような観点が必要でしょうか。

内定者の不安や希望に対するフォローを行う

内定者のエンゲージメントを高めるには、内定者の不安や希望に寄り添ったフォローが求められます。ここでは、株式会社マイナビが行った「2023年卒内定者意識調査」から、内定者の思いを探ってみましょう。

・社会人としての適性、企業との相性への不安
・入社に備えた心構えや準備への意欲
・Web活用を希望する声

これらに応える内容を内定者研修に取り入れることで、内定者のエンゲージメント向上を狙えるでしょう。

・社会人としての適性、企業との相性への不安

「入社予定先企業を決めた後、不安になったことはあるか」という質問に対し、全体の60.1%が「不安になったことがある」と回答しました。不安になった理由として、以下のような回答が上位にきています。

・社会人としてやっていけるかどうか(22.2%)
・この会社できちんと務まるかどうか(18.2%)
・自分がこの仕事に向いているかどうか(17.8%)

社会人になること、また内定先企業で働くことに対して、実際に自分が通用するかという不安が見てとれます。

さらに「なんとなく漠然と(14.7%)」「ネットで良くない評判・口コミを見て(12.0%)」などの回答も見られました。[2]

内定者研修を通じて企業の実情への理解を深めることで、こうした不安の解消につながるかもしれません。

・入社に備えた心構えや準備への意欲

同調査では、「内々定フォローを通じて、自分自身がどのような心境や状態になりたいと思うか」を自由回答で集計しています。以下のように、入社に備えて社会人としての自覚を持ち、具体的な準備をしたいという回答も多く見られました。

・学生気分を少しでも早くなくし、社会人としての振る舞いを習得したい
・入社後の自分が仕事している姿をイメージしやすくしたい
・仕事に必要なスキルがどのようなものであるかを知り、準備したい[3]

社会人として働き始めるための準備をしたいという、内定者の自発的な学習意欲に応える研修が望まれます。eラーニングなど、内定者が主体的に学習を進められるような環境の提供も有効でしょう。

・Web活用を希望する声も

コロナ禍でオンラインを活用していた採用活動や内定者フォローを、対面での実施に戻しつつある企業も多いのではないでしょうか。同調査でも、内々定者フォローを「対面で実施してほしい」という回答が前年と比べて増加しました。特に「社内見学・工場見学・施設見学」については、71.3%が対面での実施を希望しています。

一方で、「対面で実施希望だが、状況に応じてWEBに変更してほしい」「WEBと対面のどちらかを選べるようにしてほしい」などを含めると、Webでの研修実施も一定の需要がうかがえます。

状況や希望に応じてWeb活用を望む声は、「先輩との面談」「人事との面談」では60%超、「研修(講義やワーク)」でも40%を超えています。[4]

企業にある程度の時間を拘束される対面研修は、内定者にとって負担になりやすい側面があります。従来対面で行っていた講義やワークの中には、リモート形式で実施するオンライン研修や、eラーニングで各自学習する形に置き換えられる内容があるかもしれません。

職場見学のように体感が肝心な内容は対面研修、講義だけの内容はeラーニング、個別の日程調整を要する面談はオンラインでといったように、使い分けによって効率的な研修を提供するのも良い方法です。

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内定者研修のポイント

内定者の思いや状況を踏まえると、内定者エンゲージメントを高める研修を実施するには、以下のようなポイントが重要になってくるでしょう。

・事前に計画を立てる
・研修のゴールを明確にする
・自社で働く姿をイメージできる研修にする
・現場で求められるスキルに即した内容にする
・内定者のスキルや知識を把握する

・事前に計画を立てる

どのような形態で行うにしろ、内定者研修は事前にしっかりと計画を立てて実施しましょう。

内定者はあくまでまだ学生という立場であり、入社前は卒業論文など学業が忙しい時期でもあります。内定者の負担にならない時期や回数をよく検討し、スケジューリングする必要があります。

・研修のゴールを明確にする

研修でどういった気づきや経験を得てほしいか、何のスキルを習得してほしいかといったゴールを明確にしましょう。

研修の目的が曖昧なまま実施しても、モチベーションを持ちづらく、消化不良になる恐れがあります。内定者が目的意識を持って研修に参加できるような設計・周知が必要です。

・自社で働く姿をイメージできる研修にする

前述の内定者意識調査の結果でも触れたように、内定者の中には、内定先企業との相性や自身の適性について、漠然とした不安が見られます。

研修を通じて、内定者が自身の働く姿をイメージできるように支援し、不安の解消につなげましょう。

・現場で求められるスキルに即した内容にする

現場業務に即した内容の研修は、早期戦力化のためだけでなく、内定者のエンゲージメント向上の面からも重要です

。現場でどのようなスキルが求められるか具体的に知ることで、入社に備えた心構えができ、自発的に学ぶモチベーションにつながるためです。

・内定者のスキルや知識を把握する

内定者のスキルや知識を把握することで、より効果的な研修を行えます。新入社員に期待するスキルの一覧に沿って、習得の度合いや、得意・苦手な分野は何かといった現状を把握しましょう。

苦手意識のある分野を見つけられれば、適切なフォローによって本人の不安を解消できます。研修の進度や成績を一元管理するLMS(学習管理システム)や、タレントマネジメントシステムといったツールが助けになるでしょう。

内定者研修にeラーニングを活用するメリット

ここまで見てきたように、内定者研修はさまざまな方法で行われます。中でも、受講者の主体的な学習に向いている方法の一つがeラーニングです。

eラーニングは、紙媒体の資料をデータ化したものから、ストーリー仕立てのアニメーション、講義の録画映像など、多様な教材コンテンツがあり、社内教育に取り入れている企業も多いでしょう。eラーニングを内定者研修に活用すると、どのようなメリットが期待できるでしょうか。

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受講者が自分のペースで学習しやすい

まず挙げられるeラーニングのメリットは、受講者が自分のペースで学習しやすいことです。インターネットを介して各自のデバイスで受講できるため、内定者は自身の都合のよいタイミングや場所で実施でき、学業やプライベートとの両立がしやすいでしょう。

決まった日時に内定者を拘束する必要がないため、企業側がオワハラを避けるという面でも利点があります。

また、集合研修と比較して、学習の進め方の自由度が高いことも特徴です。教材にもよりますが、必要な内容を選択して学習したり、苦手な内容に繰り返し取り組んだりといった使い方で、習熟度を深められます。

コストを抑えられる

eラーニングによる内定者研修は、企業側にもメリットがあります。特に、以下のような費用対効果の面でメリットは大きいでしょう。

・大人数の研修もコストを抑えて一度に実施できる
・受講状況の管理や分析・評価が容易
・ブレンディッド・ラーニングにより対面研修の効果も高められる

・大人数の研修もコストを抑えて一度に実施できる

集合研修は大規模であるほど、会場費や人件費といった準備や実施にかかるコストがかさみがちです。eラーニングの場合、こうしたコストを抑えられるだけでなく、人数の制約を受けず一度に研修を実施できることで、講師によって研修の質がばらつくことも防げます

・受講状況の管理や分析・評価が容易

受講状況がデータ管理できることもeラーニングの強みです。LMS(学習管理システム)を導入すれば、単に教材を配信するだけでなく、研修の進度や成績などの個々の学習管理も効率的に行えます。後々、分析や評価に活用することも容易です。

LMS(学習管理システム)CAREERSHIP

・ブレンディッド・ラーニングにより対面研修の効果も高められる

対面研修とeラーニングは必ずしも二者択一に考える必要はありません。対面研修とeラーニングを併用するブレンディッド・ラーニングという考え方も広まってきました。

例えば、基礎的な知識はeラーニングで各自が学んだ上で、実践形式の演習を対面研修で行い、修了テストやアンケートを再びeラーニングで実施するといったやり方です。

集合研修の日数を必要最低限に絞ることでコストを抑えつつ、各自が自分のペースで知識習得に取り組むことで研修の効果を高められるでしょう。

独自コンテンツを加え、自社に最適な研修を提供

eラーニングシステムによっては、自社で内製した独自コンテンツを配信することもできます。標準的なeラーニング教材に加えて、企業パーパスや経営者メッセージ、業界の解説といった自社特有のコンテンツを実施することで、自社に最適な研修を提供できるでしょう。

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内定者研修の実施状況と内定者のホンネ調査

近年の内定者と企業、それぞれに対して内定者研修に関するアンケート調査を実施いたしました。
その調査結果を基に、研修を通して内定者のエンゲージメントを高めるためのポイントを解説します。

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eラーニングによる内定者研修の注意点

ここまで見てきたように、内定者研修にeラーニングを活用することでさまざまなメリットが得られますが、注意すべき点もあります。

参加の強制は違法・オワハラになることも

大前提として、内定者研修は希望者が任意で参加するものです。雇用契約を結んでいない内定者に対し、研修への参加を義務づけることは避けましょう。研修に不参加であれば不利益を被ることを示唆するなど、実質的な強制も同様です。オワハラと見なされるだけでなく、違法と判断されかねません。

オワハラ防止や法に則った採用活用については、政府からも経済団体などに要請がありました。採用選考開始時期の遵守や学業への配慮に加えて、「学生の職業選択の自由を妨げる行為や、学生の意思に反して就職活動の終了を強要するようなハラスメント的な行為は厳に慎むこと」と明示されています。[5]

eラーニングの場合は、日時を指定して出席を求めるものではありませんが、研修の受講完了を義務づけるようなやり方は避けましょう

内容や拘束時間によっては賃金の支払い義務が発生する

受講者本人の同意を得て行う研修であっても、入社前に就労にあたる作業を課してはいけません。労務提供と見なされれば賃金の支払い義務が発生します。eラーニングでも、就労に該当する作業や、長時間の拘束を要する研修にならないように注意しましょう。

対面コミュニケーションの機会を補う必要がある

対面でのコミュニケーションは、内定者同士の連帯感の醸成や社内での人間関係の基礎を作る上で重要な機会になります。すべてをeラーニングだけで完結させるのではなく、社員や他の内定者と直接対面して交流する機会を別途設けた方がよい場合もあるでしょう。

■こんな内定者研修は満足度を下げる!内定者442人に聞きました!
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内定者研修にeラーニングを取り入れた企業事例

最後に、内定者研修にeラーニングを活用したネスレ日本株式会社の事例を見てみましょう。

ネスレ日本は、内定者に対し入社後の主体的なキャリア形成を支援する「ネスレアソシエイト制度」を導入しています。「アソシエイト」とは、入社前であっても自分達の仲間・同僚であるという意味を込めた、同社での内定者の呼称です。

同社は採用選考時の評価から、個々の強み・育成点を整理して本人にフィードバックしており、内定者はそれをもとに自己理解・自己認識を深めるためのサポートを受けられます。

具体的な支援ツールとして、社員が利用するeラーニングをはじめとした自己啓発メニューを内定者に提供することも特徴です。

内定者は学業など自身の生活を優先しながら、必要に応じて支援ツールを利用し、入社後のスムーズなキャリア形成に備えることができます。内定者本人の主体性を尊重しながら、一人一人に合わせた的確な支援を行う姿勢がうかがえます。

■内定者が「あって良かった!」と感じる研修とは?内定者442人に聞きました!
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内定者研修におすすめのeラーニングコース

ライトワークスでは、内定者研修に適したeラーニングコースをご提供しています。

テーマに沿った教材が集約され、定額で1年間何度でも受講できるeラーニングコースとなっているため、「内定者研修をeラーニングで実施したいけれど、プログラムを考える時間がない」「コストとリソースが限られている中でも内定者研修のeラーニング化はできる?」などのお悩みも解決します。

フレッシャーズ「社会人基礎力」養成コース

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本コースでは、社会人として最低限知っておきたい「一般常識」「政治・経済」「歴史」「文化」「時事問題」などについてゲーム・スタイル・ラーニングで学ぶことができます。ゲーム感覚で楽しみながら学ぶことで、知識のインプットだけではなく、日常会話に取り入れやすい形で身につけることができます。

教材一覧

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ビジネスパーソンなら知っておきたい「ビジネス基礎力」養成コース plus+

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本コースでは、そんな若手社会人が抱えがちな課題に合わせたeラーニングコンテンツを網羅しています。「タイムマネジメント」「チームワーク」「ビジネスマナー」「ビジネス文章」「目標管理」「品質管理」のカリキュラムから、ビジネスの基礎力をつけることを目指します。内定者/新入社員のうちに基礎を固めることで、配属後のスムーズな業務理解や将来の能力開発の土台づくりにもつながります。

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  • チームワーク
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  • ビジネスマナー
  • ビジネス文書
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  • 30分でわかる! テレワークの基本

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ビジネスパーソンなら知っておきたい「問題発見・問題解決力」養成コース

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問題発見・解決力は現場での経験で徐々に身につくように感じますが、変化が速く、複雑な時代においては、それだけでは対応しきれない問題が起こりえます。予測できない問題に対応する力を身につけるため、基本的な知識を学び、すぐに現場に活かすことが求められています。

本コースでは「問題発見の基本」「問題発見のスキル」を通して、論理的な思考を使って情報を処理し、真の問題を発見するスキルを身につけます。また、「問題解決の基本」で迅速な対応力を学ぶことができます。

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  • 問題発見の基本
  • 問題発見のスキル
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このコースでは、「ビジネスを円滑に進めるコミュニケーション 基礎編」「同 応用編」「アサーティブコミュニケーション」の3つのeラーニングを通じ、若手の業務推進に必要なレベルのコミュニケーション力を鍛えます。

社内の人間関係だけでなく、顧客やパートナーと良好な関係を構築し、組織全体のパフォーマンスアップに貢献する体験は、大きな喜びと成長実感をもたらし、エンゲージメントの強化や離職防止につながっていきます。

教材一覧

  • ビジネスを円滑に進めるためのコミュニケーション【1】基礎編
  • ビジネスを円滑に進めるためのコミュニケーション【2】応用編
  • 自分も相手も大切にする「アサーティブコミュニケーション」

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本コースでは、「相手の心を動かすプレゼンテーション1〜4」で、プレゼンテーションの基本、資料作成のポイント、実施のポイントを学び、わかりやすく伝えることや相手の立場に立った提案などをバランスよく身につけます。また、「プレゼン資料作成術 ~PowerPointを活用~」では、プレゼンテーションには欠かせないツールであるPowerPointのスキルをクイズ形式で楽しく学ぶことができます。

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  • 相手の心を動かすプレゼンテーション2 プレゼンテーション資料の形式
  • 相手の心を動かすプレゼンテーション3 プレゼンテーション資料作成のポイント
  • 相手の心を動かすプレゼンテーション4 プレゼンテーション実施のポイント
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Microsoft Officeを極める!「Microsoft Office2019 Excel」スキルアップコース

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本コースでは、初心者向けの基礎的な知識・操作から応用的な操作方法までを網羅的に学習することができます。

具体的にはセルの入力方法や塗りつぶし、印刷方法、大量のデータを扱う際の効率的な操作方法、データからグラフを作成する方法、関数(vlookupやrounddownなど)を使用した計算、編集がさまざまな条件でできるようになります。その他、ピボットテーブルやマクロ機能などの便利機能を使った操作も学習することができます。

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Microsoft Officeを極める! 「Microsoft Office2019 PowerPoint」スキルアップコース

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本eラーニングコースでは、基本的な使い方からより深い知識や効率的な操作方法までを学ぶことができます。

具体的には、基本となるスライド作成やテーマの選定、より印象的なプレゼンテーションに仕上げる方法、その他、クリップアートやリンクなどの便利機能も学習します。

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Microsoft Officeを極める! 「Microsoft Office2019 Word」スキルアップコース

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本eラーニングコースでは、入力やコピー、貼り付け、保存、印刷方法などのWordの基本操作から、表・グラフの挿入など用途に合わせた文書の作成方法を身に付けることができます。また、より深い知識として、図表の挿入や複数で作業する場合に便利なコメント機能、目次やレイアウト機能、さらにはオンライン上で文書作成できるWord Onlineなどの便利機能までを網羅しています。

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eラーニング大百科

教育担当がこっそり開くパーフェクトガイド

eラーニングの運用を成功させる方法・簡単に魅力的な教材を作る方法・失敗しないベンダーの選び方など、eラーニングを成功させるための具体的な方法や知識を全70ページに渡って詳細に解説しています。

まとめ

売り手市場が続く中、優秀な内定者をつなぎ留めて確実に入社してもらうためには、内定者フォローは必須と言えるでしょう。内定者研修の狙いは主に以下の2点です。

・内定辞退や早期離職を防ぐ
・新入社員の早期戦力化

このためには、内定者と適度に接点を持ち、不安や迷いを解消して入社に向けてモチベーションを高める施策が求められます。内定者研修では、次のような内容をさまざまな形態や方法で実施します。

・社員や他の内定者とのコミュニケーションを深める
自社に関する知識を習得する
社会人としてのマナーやスキル、心構えを身に付ける

内定者研修は、内定者の目線に立ってエンゲージメントを高めるように行うことが求められます。最新の内定者意識調査を見ると、以下のような不安や希望がうかがえました。

・社会人としての適性、企業との相性への不安
・入社に備えた心構えや準備への意欲
・Web活用を希望する声

これらに応え、内定者のエンゲージメントを高める研修を実施するには、次のようなポイントが考えられます。

事前に計画を立てる
研修のゴールを明確にする
自社で働く姿をイメージできる研修にする
現場で求められるスキルに即した内容にする
・内定者のスキルや知識を把握する

内定者の意欲を生かし、主体的に学ぶことを支援するには、eラーニングも有効です。eラーニングを内定者研修に活用することで、内定者・企業双方に以下のようなメリットが考えられます。

・受講者が自分のペースで学習しやすい
コストを抑えられる
独自コンテンツを加え、自社に最適な研修を提供できる

注意点として、内定者研修はあくまで希望者が任意で参加するものであり、強制はオワハラや違法になりかねません。eラーニングの場合も、受講を義務づけたり、就労にあたる内容を課したりしないよう注意が必要です。また、対面コミュニケーションの機会を別途補うことも考えましょう。

最後に、内定者研修にeラーニングを取り入れている事例として、ネスレ日本の「ネスレアソシエイト制度」を紹介しました。

内定者研修にeラーニングを活用することで、内定者本人の主体的な学びを支援し、研修の費用対効果を高めることができます。決まった日時に拘束しなくても研修が実施できるため、オワハラを避ける観点でも有効です。内定者エンゲージメントを向上して、新入社員によい状態で入社してもらうために、内定者研修について改めて考えてみてはいかがでしょうか。

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Q.eラーニングとオンライン研修の違いは何ですか?

A. eラーニングは、データ化された資料や講義の録画映像、テストなどの教材を、受講者が各自で進める学習形態です。オンライン研修は、対面の研修をリモートに置き換えた形態を指すことが多いでしょう。

Q. eラーニング研修とは何ですか?

A. インターネットを介して各自のデバイスで受講する研修です。集合研修と比べて、受講者が自分のペースで学習しやすい、コストを抑えながら大人数の研修を一度に行えるなどのメリットがあります。

Q. 内定者セミナーとは何ですか?

A. 内定者セミナー内定から入社までに行われる内定者研修の一つで、内定辞退や早期離職の防止、入社後の早期戦力化を主な狙いとします。内容は主に内定者同士のコミュニケーション、自社に関する知識や社会人としての基礎の習得などです。

[1] 厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(平成31年3月卒業者)を公表します」,2022年10月28日公表,https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177553_00005.html (閲覧日:2023年6月12日)
[2]マイナビキャリアリサーチLab「2023年卒内定者意識調査」,2022年7月26日公表,p33,https://career-research.mynavi.jp/wp-content/uploads/2022/07/851f74aba00dd718a3adb2920b649ff0.pdf(閲覧日:2023年6月12日)
[3]同上,p82
[4]同上,p80
[5] 内閣官房「2023(令和5)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請について」,2022年3月28日公表,p3,https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/shushoku_katsudou_yousei/2023nendosotu/yousei.pdf (閲覧日:2023年6月23日)

参考)
ネスレ日本「ネスレパスコース」,https://www.nestle.co.jp/jobs/students-graduates/nestle-pass (閲覧日:2023年6月12日)